ツキノワグマにご注意ください！

奈良県内でもクマの目撃情報が相次いでいます。万一のクマとの遭遇に備え、下記の情報を参考に十分な注意をお願いいたします。

体長

110～130cm、体重50～120kg
全身黒毛で、胸に三日月模様の白い毛があります。

生態

朝や夕方など薄暗い時間に活発に行動する。
群れや縄貼りを作らず、単独で行動する。
本来、温厚で臆病な動物ですが、子連れのときは強気である。
視力はあまりよくないが、聴覚・嗅覚は優れている。
前脚の力が特に強く、木登りや水泳が得意。走るのも速い。

ごみ収集は決められた日時に出し、散乱防止対策を行う。

未収穫の野菜や果樹は餌場になるので放置しない。

草が生い茂ると隠れ場所になるので、草刈りなど適正な管理を行う。

自宅、農作業小屋等の侵入防止のため、施錠を徹底する。

クマの行動が活発となる早朝、夕方の外出は特に注意する。

クマ鈴やラジオ等で音を鳴らして、人の存在を知らせる。

キャンプ等、屋外で出た残飯や生ごみは全て持ち帰る。

遠くにクマを見つけた場合

慌てず、落ち着いてその場から離れてください。

クマがこちらに気づいた場合

背中を見せず、目をそらさず距離をとってください。
慌てた行動を取ると、クマも驚き攻撃してくる場合があります。

襲われそうになったら場合

地面にうつ伏せになり、首のうしろに両手を回して脇を締めて防御態勢をとり、顔、首、腹部をガードして身を守りましょう。

＜参考資料＞

ツキノワグマらしき動物を見かけた場合またはクマと思しき糞や足跡などの痕跡を見つけた場合は、むやみに近づかず、安全を最優先したうえで、可能であれば写真を撮って情報をお寄せください。

クマの足跡の特徴

5本指で、肉球が大きく肉厚であり、前足は丸く、後足は縦長で、
爪が残ることがあり、特に後足が前足のすぐ前につくことが多いです。

本町において、クマらしきものの目撃情報が寄せられています。一方で、暗い場所では、イノシシやアナグマなど他の動物と見間違える可能性もあります。
クマは背中が丸みを帯びたシルエットをしており、
イノシシは背中が平らで後方に丸みを帯びたシルエットをしています。
アナグマはがっちりした体つきをしており体長40～50cmとクマより小さいことが多いです。