がん検診について

更新日:2025年04月18日

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がん検診とは

自分のために大切な人のために検診を受けましょう


現在、我が国では国民の2人に1人ががんになり、4人に1人ががんで亡くなっており、死亡原因の第1位です。

吉野町は、奈良県と比較し、がんによる死亡者の数が多い状況にあります。

がん検診を受けることは、がんを無症状のうちに早期発見・早期治療し、がんで亡くなることを防ぐことにつながります。

吉野町はがん検診を集団検診(保健センター等で実施)、個別検診(医療機関での検診)で行っています。受診しやすい方法で検診を受けましょう。

 

どんながん検診を受けるべきか


がん検診の種類と対象者
種類 検査項目 対象者 受診間隔

問診および胸部X線検査

および喀痰細胞診

40歳以上 年に1回
大腸 問診および便潜血検査 40歳以上 年に1回

問診および胃部X線検査

問診および胃内視鏡検査

50歳以上

50歳以上

2年に1回

2年に1回

子宮頸部 問診、視診、子宮頸部の細胞診 20歳以上 2年に1回

問診およびマンモグラフィ検査

40歳代は2方向撮影

50歳以上は1方向撮影

40歳以上 2年に1回

 

※肺がん検診における喀痰細胞診の対象は、50歳以上で、かつ喫煙指数(1日本数×年数)が600以上の方です。

 

がん検診には利益と不利益があります

メリット(利益)
1. がん検診の最大のメリットは早期発見・早期治療による救命の効果です
2. 検診を受けることでがんになる前の段階で発見し、軽い治療で済みます。
3. がん以外の病気が見つかることもあり、治療に結びつけられます
 
デメリット(不利益)
1. がん検診で、”がんが100%見つかるわけではない“ということです。
2. がんでないことが分かるまでに、不必要な治療や検査を招く可能性があること
3. 検査に伴い、偶発症(突発的に起こる事故など)の問題があること
4. 受診者への身体的・心理的影響があること
 
検診の利益、不利益のバランスに基づいて、国ががん検診の対象年齢、受診間隔を推奨しています。適切な年齢、受診間隔でがん検診を受けましょう。
 

現在気になる症状がある場合には、検診を待たずに医療機関で受診しましょう


・胃の痛みや不快感、食欲不振、食事がつかえる
・血便が出る、腹痛、便の性状や排便の回数の変化
・血痰(けったん)が出る、長引く咳せき、胸の痛み、声のかれ、息切れ
・乳房にしこりやひきつれがある、乳首から血性の液が出る、乳首の湿疹やただれ
・月経(生理)以外に出血がある、閉経したのに出血がある、月経が不規則
 

がん検診の流れ

がん検診の流れ

精密検査が必要だと言われたら

病院で検査(精密検査)を必ず受診して下さい。
最初の検査(一次検診)の結果では「詳しい検査が必要=すべてがん」ではありません
精密検査(二次検査)を病院で受診してまでががん検診です。

 
精密検査で行われる主な検査
肺がん
・胸部CT検査
・気管支鏡検査(気管支の中を観察し細胞を採って詳しく調べる)
胃がん
・内視鏡検査(胃カメラ)
・CTなど
大腸がん
・全大腸内視鏡検査
・注腸エックス線検査(おしりからバリウムを入れる検査)など
乳がん
・マンモグラフィ検査の追加撮影
・乳房超音波検査
・穿刺吸引細胞診や針生検(細胞をさらに詳しく調べる検査)など
子宮頸がん
・コルポスコープ
・組織検査
・HPV検査

 

精密検査を受ける時の持ち物


・検診結果や精密検査を受ける医療機関宛ての書類一式(紹介状等)

・健康保険証
・診療・検査費用
精密検査は保険診療になります
 
精密検査で異常なしの場合

次回の検診を受けてください。

がん以外の病気の指摘や経過観察が必要になった場合は、次回検診を受ける時期についての担当医の説明・指示に従ってください。

この記事に関するお問い合わせ先

吉野町役場 長寿福祉課
〒639-3114 奈良県吉野郡吉野町大字丹治130番地の1(健やか一番館3階)
電話:0746-32-8856、0746-32-0521、0746-39-9079(IP直通電話)
ファクス番号:0746-32-4690
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