がん検診について

更新日:2025年08月14日

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がん検診とは

自分のために大切な人のために検診を受けましょう


現在、我が国では国民の2人に1人ががんになり、4人に1人ががんで亡くなっており、死亡原因の第1位です。

吉野町は、奈良県と比較し、がんによる死亡者の数が多い状況にあります。

がん検診を受けることは、がんを無症状のうちに早期発見・早期治療し、がんで亡くなることを防ぐことにつながります。

吉野町はがん検診を集団検診(保健センター等で実施)、個別検診(医療機関での検診)で行っています。受診しやすい方法で検診を受けましょう。

 

どんながん検診を受けるべきか


がん検診の種類と対象者
種類 検査項目 対象者 受診間隔

問診および胸部X線検査

および喀痰細胞診

40歳以上 年に1回
大腸 問診および便潜血検査 40歳以上 年に1回

問診および胃部X線検査

問診および胃内視鏡検査

50歳以上

50歳以上

2年に1回

2年に1回

子宮頸部 問診、視診、子宮頸部の細胞診 20歳以上 2年に1回

問診およびマンモグラフィ検査

40歳代は2方向撮影

50歳以上は1方向撮影

40歳以上 2年に1回

 

注意

肺がん検診における喀痰細胞診の対象は、50歳以上で、かつ喫煙指数(1日本数×年数)が600以上の方です。

 

がん検診には利益と不利益があります

メリット(利益)
1. がん検診の最大のメリットは早期発見・早期治療による救命の効果です
2. 検診を受けることでがんになる前の段階で発見し、軽い治療で済みます。
3. がん以外の病気が見つかることもあり、治療に結びつけられます
 
デメリット(不利益)
1. がん検診で、”がんが100%見つかるわけではない“ということです。
2. がんでないことが分かるまでに、不必要な治療や検査を招く可能性があること
3. 検査に伴い、偶発症(突発的に起こる事故など)の問題があること
4. 受診者への身体的・心理的影響があること
 
検診の利益、不利益のバランスに基づいて、国ががん検診の対象年齢、受診間隔を推奨しています。適切な年齢、受診間隔でがん検診を受けましょう。
 

現在気になる症状がある場合には、検診を待たずに医療機関で受診しましょう


・胃の痛みや不快感、食欲不振、食事がつかえる
・血便が出る、腹痛、便の性状や排便の回数の変化
・血痰(けったん)が出る、長引く咳せき、胸の痛み、声のかれ、息切れ
・乳房にしこりやひきつれがある、乳首から血性の液が出る、乳首の湿疹やただれ
・月経(生理)以外に出血がある、閉経したのに出血がある、月経が不規則
 

がん検診の流れ

がん検診の流れ

精密検査が必要だと言われたら

病院で検査(精密検査)を必ず受診して下さい。
最初の検査(一次検診)の結果では「詳しい検査が必要=すべてがん」ではありません
精密検査(二次検査)を病院で受診してまでががん検診です。

 
精密検査で行われる主な検査
肺がん
・胸部CT検査
・気管支鏡検査(気管支の中を観察し細胞を採って詳しく調べる)
胃がん
・内視鏡検査(胃カメラ)
・CTなど
大腸がん
・全大腸内視鏡検査
・注腸エックス線検査(おしりからバリウムを入れる検査)など
乳がん
・マンモグラフィ検査の追加撮影
・乳房超音波検査
・穿刺吸引細胞診や針生検(細胞をさらに詳しく調べる検査)など
子宮頸がん
・コルポスコープ
・組織検査
・HPV検査

 

精密検査を受ける時の持ち物


・検診結果や精密検査を受ける医療機関宛ての書類一式(紹介状等)

・健康保険証
・診療・検査費用
精密検査は保険診療になります
 
精密検査で異常なしの場合

次回の検診を受けてください。

がん以外の病気の指摘や経過観察が必要になった場合は、次回検診を受ける時期についての担当医の説明・指示に従ってください。

この記事に関するお問い合わせ先

吉野町役場 長寿福祉課
〒639-3114 奈良県吉野郡吉野町大字丹治130番地の1(健やか一番館3階)
電話:0746-32-8856、0746-32-0521、0746-39-9079(IP直通電話)
ファクス番号:0746-32-4690
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