副業から広がる、もうひとつの働き方 ~自分の想いをカタチに。吉野町ではじめる“副業起業”~

更新日:2025年09月10日

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吉野町にあるゲストハウス「のび」の室内。窓を開ける男性の様子。

「今の仕事を続けながら、もう少し自分の可能性を広げたい」
「いずれ独立も視野に入れて、副業で小さく始めてみたい」
副業解禁の流れや、柔軟な働き方を求める動きが広がる中で、本業を大切にしながら、もう一つの選択肢として事業を起こす「副業 起業」というキーワードが注目されています。
奈良県吉野町では、副業から起業へのステップを後押しするサポート体制を整えています。
都市部で会社勤めをしながら、週末は吉野町の空き家や自然環境を活かしてスモールビジネスを始める。そんなライフスタイルの選択肢が、ここにはあります。

なぜ今「副業 起業」なのか?

副業のスタイルはさまざまです。
オンラインショップ、ハンドメイド販売、カフェ運営、シェアスペースの企画など、自分のスキルや趣味を活かした副業が全国で増えつつあります。
そんな中、 “副業的起業”という考え方が注目されています。吉野町では、空き家を活用したり、既存施設をシェアしたりと、コストを抑えて副業をスタートする事例が出てきています。
 

吉野町にある飲食店「一路」。アンティーク家具(椅子や机)が並んでいる。
吉野町国栖地区にある「うちゅうねこ」の一部。月の形をしたろうそくなど雑貨が置かれている。
木で作られた樽の写真

桜の名所「吉野町」が“副業 起業”に向いている理由

吉野山の桜全景写真 桜と緑が調和して広がっている

春になると、約3万本の桜が人々の心を魅了する、奈良県吉野町。
古くには万葉集で詠まれ、多くの歌に登場して来た吉野町ですが、源義経と静御前が根性の別れを遂げた舞台として、また後醍醐天皇や天武天皇にもゆかりの地としても知られる町です。
長い歴史の中で、多くの挑戦を受け入れ、また、時代に挑もうとする人たちの背中を押してきた場所です。

そんな場所で、新たな自分の可能性を切り開く「挑戦」をしてみるのはどうでしょうか?吉野町ではとくに「副業 起業」といった新たな挑戦を考えている方に適した環境が整っています。
 

空き家や既存施設を活かした“ローコスト開業”

吉野町の路地。歴史ある建物の間で趣のある細道が続いている。

町内には、状態の良い空き家や、利用されていない店舗・施設が点在しています。
一部は町の空き家バンクに登録されており、賃貸や利活用についての相談も可能です。
副業規模の店舗やアトリエ、シェアオフィスとして活用されている事例もあります。

ネット環境完備のコワーキングスペース

吉野ゲートウェイの写真。椅子や机が所狭しと並べられている。

吉野町には、自然豊かな環境にありながら、高速インターネットが利用できるコワーキング施設があります。
本業のテレワークと副業の両立にも最適です。

副業を理解するコミュニティとサポート体制

町内には、都市部から移住して副業をきっかけに起業した方や、地域資源を活かしてビジネスを育てている人がいます。町も「空き家活用」や「起業支援」に積極的に取り組んでおり、相談しやすい行政窓口があるのも特徴です。

こんな副業起業のかたちが、吉野町で始まっています

ゲストハウス開業 ―元東京在住・40代男性(IT系企業勤務)―

吉野でゲストハウスを運営している小野さん。インタビューに答えている。

週末を使って東京と吉野町で二地域居住を開始。
地元の工務店と連携し、空き家リノベーションを実施。ゲストハウスを開業。

地域商社の起業 ―元大阪在住・40代男性(コンサルタント会社勤務)―

コンサルタント会社勤務時代に吉野町との関わりを持ち、テレワークを活用しながら地域商社の立ち上げに向けて地域との連携を開始。現在、地域商社を起業し、吉野町に移住。

いずれも「まずは副業として小さく始める」スタンスで、将来の本格的な起業へとつなげています。

“自分らしい副業”の第一歩を、吉野町で

吉野町では、「地方で何かチャレンジしてみたい」という方からのご相談を随時受け付けています。

行政として、空き家や施設の情報提供、関係機関とのマッチング、起業支援制度の案内などを行っています。
また、同じような関心をもった方とのつながりも生まれやすいのが、地域ならではの強みです。

空き家を活用して自由な時間を体感している男性。窓際には趣味のギターなどが並べてある。

副業に「距離の制限」はありません

副業の強みは、本業と並行できること。
吉野町は、大阪市内から1時間半程度でアクセスでき、「通いながら副業を育てる」ことも可能です。吉野町の自然豊かな環境、人とのつながり、守り紡がれる伝統・文化は、新しい発想のきっかけにもなります。都市と地域を行き来しながら、自分のビジネスを少しずつ形にしていく。
そんな柔軟な働き方を求める方にとって、吉野町はきっと心強い選択肢になるはずです。
 

空き家が、地域と未来を創る事業になる。
空き家問題に、あなたの力を。〜吉野町で広がる「社会貢献」という選択肢〜

吉野町で「投資=地域貢献」を実現したユニークな起業家たちの空き家活用事例をご紹介。移住や起業につなげたリアルな取り組みをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

吉野町役場 協働のまち推進課
〒639-3192 奈良県吉野郡吉野町大字上市80番地の1
電話:0746-32-3081、0746-39-9070(IP直通電話)
ファクス番号:0746-32-8855
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