吉野町第3期障害福祉計画(素案)に対するパブリックコメントの結果とご意見に対する吉野町の考え方

本町では、「吉野町第3期障害福祉計画(素案)」について、平成24年2月13日(月曜日)から平成24年3月10日(土曜日)までの間、吉野町公式ホームページ等を通じ、町民の皆さまのご意見等を募集いたしました。

この結果、1名の方から貴重なご意見等をいただきました。
ご意見等につきましては、「吉野町第3期障害福祉計画」策定の参考とさせていただきます。ご協力ありがとうございました。
いただきましたご意見に対する吉野町の考え方につきましては、以下のとおりです。

番号 ご意見 町の考え方
1 全体にきれい事のようで、これで障害を持って居られる方が網羅されるという実感がない。 障害福祉計画は、障害者自立支援法第88条に策定が位置づけられた計画として、障害のある人が自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、サービスの確保と提供基盤の整備、障害者の就労支援の強化等に関する計画的な取り組みについて明らかにするために策定するものです。 障害のある人の基本的な権利や活動の場を支援していく等の計画については、障害者基本法第11条に基づく障害者基本計画において記載することとなっています。
2 特に、精神障害については吉野町という封建社会で隠したいと思われる方も多く、保護者が高齢化して初めて明らかになるケースも多い。
P7の理念からいえば、障害の種別、程度に関わりなく、障害者自らがサービスを選択し、とあるが摂食障害や発達障害、統合失調症の方などが計画の中にどう反映されているのかが見えない。
医療機関や民生委員等と連携し、相談支援において個別にどのような支援を必要としているのか、所定の手続きにより計画の第5章・第6章にあるサービスやそれ以外の社会資源などの活用について検討していきます。
3 P12精神障害者が増加傾向にあることは、県下の養護学校の不足実態から明らか。学生の間は配慮してもらえるが、社会人になる年代以後のフォローが不可欠の時代になっている。多様なサービスや行政側の専門的な力量のアップが早急に必要である。具体的なサービス内容の明記や実態の把握の数値的目標などが必要。また、地域担当職員がどれだけ把握できるのか、長寿福祉課で総合的な情報収集とサービス提供の窓口になれるのか、潜在的患者のニーズに応える計画が必要である。今後発達障害はさらに増加すると思われる。(中学生の実態からもアスペルガーやADHDは増え続けている。 発達障害の早期発見や早期からのフォローについては、母子保健法に基づく乳幼児検診や育児相談等において充実させてきているところです。 平成24年4月の児童福祉法及び自立支援法においては障害児や支援が必要な児童へのサービスが強化されます。 検診で支援が必要となったお子さんへのフォローとして今後活用していけると考えます。また、早い段階から支援が行えるよう母子保健担当等との連携をより強化していきます。
4 精神障害にしか位置づけられない摂食障害や発達障害、統合失調症等の方が必要とされるサービスは、医療だけでなくカウンセリングやセラピーや情報共有、訪問活動などだと思われるが、どの項目に入るのかわからない。P21就労支援以前の取り組みを充実させないと自立できない人たちに対する支援を計画に盛り込んでほしい。 カウンセリング等による相談支援につきましては、町全体の相談支援体制の枠組みの一部として、どのようなあり方が良いのか実施方法も含めて検討が必要であると考えております。
5 きめ細かく実態把握できる取り組みがいると思う。ノーマライゼーション実現のためには、地域ぐるみの学習や意見交流が必要だと思う。この計画が絵に描いた餅、あるいは、昨年の続きでちょっと数値を上げただけとならないように、もっと広く当事者の意見を聞く必要があると思う。パプコメをしました、意見ゼロでしたでなく、生きた福祉計画にしてほしいと思う。 計画策定後も、庁内関係課及び地域障害者自立支援協議会において引き続き障害者の実態把握に努めるとともに、年度ごとに計画の進捗状況を把握し、施策の充実や見直しについての協議を行うことにより計画の円滑な推進に努めてまいります。

 

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吉野町役場 長寿福祉課
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