吉野正宗プロジェクト

更新日:2025年02月03日

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八咫烏・花巴・猩々それぞれの代表者が一升瓶を持って並んでいる

北岡本店、美吉野醸造、北村酒造

吉野町では、豊かな水を生かした米作りが行われる中、吉野の歴史と自然を背景にした酒造りが続けられています。今回、米の生産者と町内にある百年以上の歴史を持つ三つの老舗酒蔵が手を組み、町の協力のもとに、清酒ブランド「吉野正宗」を立ち上げました。吉野町の遊休農地を利用し、そこで育てた酒米を使って、三つの酒蔵がそれぞれの味に仕上げています。

吉野町で行っている挑戦は何ですか?

吉野の酒蔵3カ所で作った吉野正宗が木の床に1本づつ、合計3本並んでいる。
吉野正宗

左から北村酒造・北岡本店・美吉野醸造

耕作放棄地の活用に取り組む米生産者と、吉野を代表する三つの酒蔵「北岡本店」「美吉野醸造」「北村酒造」が手を組み、まちの協力のもとに、「吉野正宗」という清酒ブランドを立ち上げました。
「吉野正宗」は、町内でつくられた酒米「吟のさと」を使用し、精米歩合60%でつくられた日本酒です。
三つの老舗酒蔵が同じお米を使い、同じ銘柄のお酒をつくりました。
各蔵の米の解釈の仕方や醸造方針の違いにより、それぞれの蔵の特徴がしっかり出た味わいになっている三種類のお酒を楽しんでいただけます。

吉野町の魅力は何ですか?

吉野正宗の酒米を作っている生産者3人が畑の前で笑顔でたっている。背景には龍門岳と青空が広がっている。

吉野には、深い山々、自然豊かな土地ときれいな水があります。
また、吉野は春の桜が有名ですが、冬の日本酒の仕込み、夏の前の田植え、秋の紅葉などもとても美しいです。
吉野には素晴らしい観光資源があり、気候風土も豊かです。
そのような場所でつくられる地酒を通じて、吉野というまちをもっと多くの方に知っていただきたいです。

今後、吉野町をどのようなまちにしたいですか?

私たちは、今まで培ってきた醸造技術で地域発展に貢献し、自給農業地域として継続ができる形を模索したいと考えています。このプロジェクトをきっかけに、遊休農地の解消を促進したいです。

また、酒蔵ツアーや酒造り体験など町内外でのイベントを通して、より多くの方々に「吉野正宗」を届けることにより、農業や酒造りに関心を持つ方に吉野町への移住を考えていただくきっかけを増やしていくなど、まちを盛り上げることにつなげていきたいですね。

この記事に関するお問い合わせ先

吉野町役場 協働のまち推進課
〒639-3192 奈良県吉野郡吉野町大字上市80番地の1
電話:0746-32-3081、0746-39-9070(IP直通電話)
ファクス番号:0746-32-8855
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