桜の現状

更新日:2025年02月03日

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春には、約3万本もの桜の花が下千本・中千本・上千本・奥千本へと約1ヶ月をかけて豪華絢爛に咲き乱れる吉野の桜ですが、近年、立ち枯れなどの被害が目立つようになりました。

管理の現状

木々に囲まれた道沿いで、紫の服を着た1人の人が、木に向かって液体を散布している写真(ウメノキ苔の除去作業)

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」としても登録されている吉野山の景観再生を願い、吉野山の住民で組織する財団法人吉野山保勝会が中心となり、吉野山の人々の手によって下草刈り、幹の苔落とし、追肥、ヤドリギの除去などを行っていますが、急斜面で行う作業には熟練した技術が必要であることや、過疎化と高齢化による後継者不足の問題もあり、3万本の桜を管理し、植え続けることが難しくなっています。

吉野桜基金

平成20年度より「吉野桜寄付条例」を創設し、吉野桜基金にて適正に管理運営を行い、調査や管理・保護・育成にかかる費用に充てさせていただきます。