全都道府県に拡大された緊急事態宣言を受けて皆さまへのお願い（町長メッセージ）

「全都道府県に拡大された緊急事態宣言を受けて皆さまへのお願い」

これまで7都道府県に発出されていた緊急事態宣言の対象地域が、4月16日、全ての都道府県に拡大することを政府の対策会議が決定し、奈良県も宣言の対象地域になりました。

奈良県内においても連日新たな新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されており、その感染者の拡大傾向に最大限の警戒感が高まっていると認識しています。

安倍総理は、この度の緊急事態宣言の対象を全ての都道府県に拡大した観点のひとつとして、『先の宣言対象地域の以外の県において、都市部からの人の移動によりクラスターが各地で発生し、感染拡大の傾向が見られることから、地域の流行を抑制し、特にゴールデンウィークにおける人の移動を最小化する』ことを目的としたこと。

また『今後ゴールデンウィークに向けて、全ての都道府県において、不要不急の帰省や旅行など都道府県をまたいで人が移動することを、まん延防止の観点から絶対に避けるよう、お願いしたい』と国民に向けてメッセージを送っています。

吉野町においても、桜の時季を過ぎ、ゴールデンウィークには、例年、吉野川の河川敷にレジャーで訪れる方も多く、賑わいを見せますが、今年は、地元でも、これまでに経験したことのない、お互いの命にかかわる緊急の事態ととらえ、緊張感をもって、町民一丸となり、感染症拡大を防ぐため、様々に取り組んでいるところです。

一刻の猶予・予断を許さない現在の国内における新型コロナウイルス感染拡大を食い止め、多くの尊い命を守るために、町民の皆様をはじめ、多くの皆さまには、今回の緊急事態宣言の趣旨に、何卒ご理解とご協力いただきますようお願い申し上げ、「ご自身の命を守る」、「大切な方の命を守る」「愛する故郷を守る」ための冷静な行動を重ねてお願いいたします。

令和2年4月17日

吉野町長中井章太