吉野山EVバス実証事業の実施について

吉野熊野国立公園 吉野山における環境配慮型2次交通(EVバス)実証実験の実施について

環境省同時発表

 吉野町と環境省では、吉野山における地域観光課題の解決や地域の脱炭素化の促進に向けた検討のために、2次交通システムとしての周遊電気バス(以下、EVバス)の試験導入及びそれに対応した各種マイカー規制を含む実証実験を行います。

 ※メディア関係者向けの記者会見及び説明会と体験試乗会を現地で行います。ご取材をご希望の方は、下記6.よりお申し込み下さい。

1.趣旨


環境省では、日本社会全体の2050年カーボンニュートラル実現を目指し、国立公園においても、世界水準の「ナショナルパーク」としてのブランド化を図ることを目標に、国立公園の適正利用を促進しながら、「ゼロカーボンパーク」など脱炭素の取組を進めているところです。 

吉野熊野国立公園や世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に指定・登録されている奈良県吉野山は、日本でも有数のサクラ(シロヤマザクラ)の名所であるとともに、大峰奥駈道の入り口として数多くの史跡が残ったエリアですが、以前より、観桜期や紅葉期の自家用車乗入れ等による交通渋滞や利用者の満足度の低下、利用者及び地域住民の安全性の低下が指摘されていました。 

吉野町では、このような吉野山の観光課題等の解決に向けて、自然環境に配慮しつつ、利用者が時間をかけて吉野山を満喫できるような環境配慮型で長期滞在型の観光地を目指した検討を進めているところです。

そこで今回、吉野町と環境省が共同で、吉野山における地域観光課題の解決や地域の脱炭素化の促進に向け、2次交通システムとしての周遊電気バス(EVバス)の試験導入及びそれに対応した各種マイカー規制を含む実証実験を行います。これによって、中心地での渋滞緩和や脱炭素、周遊観光による地域活性化に向けた検討を進め、アフターコロナ時代のグリーンリカバリーも見据えた、環境配慮型の観光地としての吉野山のブランド力強化・発信を目指します。

2.実証実験(EVバス運行)期間

令和3年 1120日(土)~23日(火・祝)、27日(土)~28日(日) 計6日間

各日10001500の間

3.開催場所、運行ルート、交通規制

奈良県吉野町 吉野山 (別紙のとおり) 

4.実施体制

事業主体:環境省・吉野町

事業協力:吉野山観光協会・吉野山自治会・公財)吉野山保勝会

請負事業者:wondertrunk&co.

5.実施詳細 

・本実証実験はEVバス導入による事業評価及びCO2削減効果等の検証を主な目的として実施するものです。今回試験導入するEVバス規格やルートがそのまま現地で導入される訳ではありません。

・EVバスは計2台で同時に運行ルートを周回しており、どなたでもご乗車可能です(乗降場所については7.資料の別添1ルート図を参照下さい)。乗車人数には限りがありますので、その点ご了承ください(1台につき14人程度乗車可能)。

・EVバスの運賃は無料です。利用者にはアンケートのご協力をお願いします。

・実証実験期間中、地元では歩行者天国や一方通行などの各種交通規制が行われます。

6.記者会見及び現地説明会と体験試乗会について

本実証実験について、環境省近畿地方環境事務所長・吉野町長・吉野山観光協会長による記者会見及び現地説明会、体験試乗会を以下のとおり行います。メディア関係者等で取材を希望される方は、下記申込先のメールアドレスに必要事項を記入してお申し込み下さい。なお受入れは先着20名程度とさせて頂きます。

【実施日時・場所】

令和3年1121日(日)9:00~ 吉野山観光駐車場(下千本駐車場)

※吉野山一部区間歩行者天国下におけるEVバス実証実験の初日となります。

※運行第1便は1030頃のスタートになります。


【申込先】

吉野町産業観光課

Mail : kankou_s@town.yoshino.lg.jp

【申込締切・必要事項】

令和3年11月19日(金)1700までに以下をメールに記入して申込み。

・所属名

・担当者氏名及び連絡先(電話番号、メールアドレス)

・人数

・体験試乗希望の有無 ※申込条件により1団体1名までとする可能性があります


. 資料

添付1_ルート図.jpg


添付2_交通規制.pdf


添付3_(写真)EVバス.pdf


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