宮滝遺跡・史跡宮滝遺跡の概要

宮滝遺跡(21A-0011)

所在地

奈良県吉野郡吉野町宮滝地内

種類区分

集落、町屋、都城、宮殿、官衙

時代区分

縄文、弥生、古墳、飛鳥、奈良

遺跡概要

土坑、柱穴、溝、土坑、土器棺墓、土壙墓、木棺墓、方形周溝墓、竪穴住居

遺物

縄文土器、弥生土器、土師器、須恵器、瓦器、刀子、鉄刀、土錘、鉄滓、鞴、礎石、石鏃、紡錘車、石錘、サヌカイト、打製石斧、打製石鍬、石剣

文献・備考

末永雅雄『宮滝の遺跡』1942

『増補 宮滝の遺跡』1986

『宮滝遺跡第40次発掘調査報告』吉野町教委1988

『奈良県史跡名勝天然記念物調査報告第71冊宮滝遺跡遺構編』奈良県立橿原考古学研究所1996

『奈良県遺跡調査概報1996年度第2分冊』1997

『奈良県遺跡調査概報1998年度第3分冊』1999

『奈良県遺跡調査概報1999年度第2分冊』2000

『奈良県遺跡調査概報2000年度第3分冊』2001

『奈良県遺跡調査概報2004年度第2分冊』2005


史跡宮滝遺跡(21A-0011-A)

史跡指定

昭和32年7月1日

種類区分

集落、町屋、都城、宮殿、官衙

時代区分

縄文、弥生、飛鳥、奈良、平安

史跡指定面積

22,625m2

公有化率

約53%

文献・備考

『奈良県文化財図録X記念物編(史跡)・名勝・天然記念物II』1981

指定理由

吉野川の北岸の河岸段丘上の遺跡で、広濶な地域にまたがって各時代の遺物が包含されている。殊に縄文式文化関係のものは、土器、石斧、石鏃、石小刀、石棒等よりなり、土器は沈線を施し、部分的に巻貝による圧痕を有する式が多い。弥生式文化関係のものは土器、石斧、石庖丁等を有し、土器は櫛目文が多く大型で合蓋式のものも存して特色をそなえる。なお、地表下30~40センチ内外の地域に歴史時代の敷石が存し、須惠器、土師器及び古瓦等が出土する。各時代の遺物を包含する山地の遺跡として学術上の価値が高い。



史跡宮滝遺跡と宮滝遺跡の範囲


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