連携講座

令和3年度

(一社)吉野ビジターズビューロー共催

壬申の乱1350年プレイベント

対談2本立て!宮滝遺跡で壬申の乱の謎に迫る

【日にち】令和3年11月7日(日)

【会場】宮滝河川交流センター

【定員】30名(おかげさまで満席となりました)

【受講料】3,000円

【申込みなど】詳細は・・・吉野ビジターズビューローまで(満席のため、募集は中止しています)

【内容】

9:30 受付

10:00主催者挨拶、趣旨説明

10:30歴史講演・対談①
「いにしえの時代がむすぶ飛鳥と吉野」(出演者:長谷川透氏、中東洋行)

12:00自由時間
「宮滝温泉元湯まつや」特製幕の内弁当(2,200円)希望者のみ予約受付

14:00歴史講演・対談②
「伝統芸能からひもとく吉野―能がかたる壬申の乱―」(出演者:倉持長子氏、中東洋行)

16:00閉会挨拶

16:50バス出発


令和元年度

橿原考古学研究所附属博物館 × 吉野歴史資料館(発掘 古代の宮滝遺跡展関連)

研究講座

【日時】7月21日(日)13時~16時15分

【受 講 料】 無料 【会 場】 奈良県立橿原考古学研究所講堂(奈良県橿原市畝傍町1番地)

【申込方法】 申し込みは不要です。当日、会場までおこしください。

【内容】

吉野宮のありかを求めてー宮滝の研究史をひも解くー

【話者】吉野町文化観光交流課(吉野歴史資料館)中東洋行

天皇と吉野宮

【講師】関西大学文学部教授 西本 昌弘 氏

調査報告会および展示・遺跡案内

【日時】8月31日(土)10時~13時30分(予定)

【受 講 料】 無料 【申込方法】 申し込みは不要です。当日、まずは河川交流センターへおこしください。

【内容・会場】

※時間ごとで内容・会場が変わります。ご注意下さい。

※当日、朝8時の時点で吉野町域に警報が発令されている場合、事業は中止します。詳しくは、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館へお問い合わせ下さい。

調査報告会

【会場】宮滝河川交流センター【時間】10時~10時45分

現地説明会

【会場】宮滝遺跡発掘調査現場跡(現地は埋め戻しています)【時間】11時~11時50分

展示解説

【会場】吉野歴史資料館【時間】12時30分~13時30分


近鉄文化サロン × 吉野歴史資料館

【受 講 料】 会員 1,188円、一般 1,620円 【会 場】 大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40 and4階
【申込方法 】 近鉄文化サロンまでお問い合わせください(電話番号は (06)6625-1771)

平成31年度

樹木医から見た吉野山の桜

吉野山の桜はヤマザクラ(シロヤマザクラ)で知られていますが、その実態はどうなっているのでしょうか。ヤマザクラの性質、種の維持、病虫獣害、植栽方法、生育環境がヤマザクラに与える影響について、今後どう変わっていくのか、現在吉野山で行っている試験調査結果を踏まえ、長年調査してきた樹木医がお話しします。

【講師】公益財団法人吉野山保勝会樹木医 天野 孝之 氏【日時】平成31年4月6日 (土)10:30~12:00

宮方(南朝)は何故"吉野"を選んだのか?

太平記の時代、大塔宮が吉野で鎌倉倒幕の兵を挙げ、後醍醐帝は吉野を行在所と定め、以後、吉野は、五十有余年に亘り南朝の拠点となりました。我が国屈指の桜の名所と知られるとはいえ、山間僻地の吉野が、何故、国中を揺るがす大転換期の中心となったのでしょうか。当時の吉野に思いを致して、この謎を読み解きましょう。

【講師】金峯山寺修験本宗芳山一佛堂 田中 岳良 師【日時】令和元年7月20日(土)10:30~12:00

古代の吉野と『万葉集』

現存する日本最古の和歌集である『万葉集』には、額田王・柿本人麻呂・山辺赤人・大伴旅人・大伴家持ら、名だたる歌人たちが詠んだ吉野の歌が残されています。彼らの歌を通して、歴史書には書かれなかった古代の吉野をかいま見たいと思います。

【講師】奈良県立万葉文化館 指導研究員 井上さやか 氏【日時】令和元年9月17日10:30~12:00


平成30年度(終了したもの)

日にち 演題 講師
5月19日(土) 大和能楽史断章 吉野歴史資料館館長 池田 淳
大和四座と群小猿楽座ー大和は、観世・金春・金剛・宝生の大和四座が誕生したちであり、能楽の故郷と言っても過言ではありません。能楽という演劇が形成される植えで、仮名身・瀬編みなど大和四座の出身者が果たした役割は大きいものですが、それだけで能楽という演劇が成り立っていたわけではありませんでした。実は、群小猿楽座と呼ばれる小規模な能楽座の人々も重要な役割を担っていました。今回は、能楽の形成期における大和四座と群小猿楽座の動向について考えてみます。
7月21日(土) 大海人、吉野を発つー壬申の乱勃発までの道程ー 歴史紀行作家 玉城 妙子さん
吉野町宮滝の宮滝遺跡は、斉明天皇の時代に造営された吉野宮の故知です。吉野宮は、持統天皇の行幸や『万葉集』に登場する離宮ですが、壬申の乱に際して大海人皇子が挙兵した地でもあります。皇子は妻の鵜野讃良や幼い皇子たちを伴い、僅かな舎人たちとともに吉野宮を出発して東国へ向かいます。今回は、吉野で挙兵した大海人皇子が関ヶ原へ向かった道筋を考えてみます。そこから、大海人皇子が置かれていた状況や戦略が読み取れるはずです。
9月15日(土) 吉野の聖徳太子信仰 吉野歴史資料館館長 池田 淳
修験道の根本道場である吉野を代表する彫刻と言えば金剛蔵王権現像や役行者像で、伝説や説話と共に多くの名品が伝えられていることは、よく知られています。一方、色々な聖徳太子像や関係する伝説も伝えられています。金峯山寺本堂内に祀られる重文木造聖徳太子立像は、鎌倉時代に造立された名品です。また、稚児の松地蔵には聖徳太子の伝説が伝えられています。吉野には、どうして聖徳太子像や伝説が伝えられているのでしょう。今回は、吉野における聖徳太子信仰について考えてみます。
11月17日(土) 吉野から奥州へ 吉野歴史資料館館長 池田 淳

吉野山で最愛の女性静御前と別れた源義経は、その後奥州藤原氏のもとへ逃れることとなります。この逃避行の間、義経がどのような艱難辛苦の末に奥州に辿りついたかは、義経の一代を記す『義経記』に詳しく記されています。しかし、そもそも誰にも発見されずに奥州に逃れた義経一行の動向は誰によって記録され、後世に伝えられたのでしょう?今回は、義経伝説の成立の背景について考えてみたいと思います。

1月19日(土) 壬申の乱ー戦いの全貌と合戦地 阪南大学国際観光学部教授 来村 多可史 氏

壬申の乱は、双方合わせて数万人が争った古代史最大の国内戦で、合戦の地も岐阜県・滋賀県・三重県・奈良県・大阪府と、広範囲に及びます。戦闘の経緯は『日本書紀』に詳しく記され、合戦地も特定できます。公演では、美濃・近江方面の戦いと、大和・河内方面の戦いを、『日本書紀』の原文を読みながら解説します。合戦のありさまが目に浮かぶような解説に努めますので、ご期待ください。

3月16日(土) 吉野に伝わる壬申の乱の伝承 吉野歴史資料館館長 池田 淳

吉野は壬申の乱において大海人皇子の挙兵の地となります。吉野で戦闘が行われたわけではありませんが、古代最大の内乱である壬申の乱は、その後吉野の歴史にも影響を及ぼしています。その影響の一つが壬申の乱にまつわる伝承です。今回は、これらの伝承の幾つかをご紹介し、それぞれの伝承が成立した歴史的拝啓について考えてみたいと思います。

平成29年度

日にち 演題 講師
5月20日(土) 映像でみる吉野の民俗 奇祭 蛙飛び-修験の験力- 吉野歴史資料館館長 池田 淳
吉野山の金峯山寺でおこなわれる蛙飛びでは、修験者によって人が蛙に、その蛙を人に戻すというパフォーマンスがおこなわれます。このあり得ないパフォーマンスが金峯山寺の重要な法会として室町時代から連綿としておこなわれ続けたのでしょうか。この奇祭を支えてきた力の源を映像とともに皆さんと考えてみたいと思います。
7月15日(土) 映像でみる吉野の民俗 峰入-吉野大峯の修行の世界-

吉野歴史資料館館長 池田 淳

金峯山寺執行長 五條 永教 師

吉野山から山上ヶ岳までの修行の道は、修験者の修行の場であり、この修行は、峰入といわれています。この峰入では、どのような修行がおこなわれているのでしょうか。今回、従来からの地上だけの映像とともに、はじめて鳥の視点からのも映像化しました。修験者の方にもゲストスピーカーとなっていただき、吉野大峯の修行の世界を皆さんとともに体感していただきます。
9月16日(土) 吉野の黎明を探るー縄文時代の宮滝を中心にー 吉野歴史資料館学芸員 中東 洋行
吉野と聞くと、山がちな風景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。そんな山がちの吉野では、一体いつ頃から人が住み始めたのでしょう? これまでに行われてきた発掘調査の成果をふまえ、歴史の表舞台に度々登場する吉野の黎明期を探りたいと思います。
11月18日(土) 大汝(おなんじ)詣りー聖地と禊(みそぎ)ー 吉野歴史資料館館長 池田 淳
吉野川には、潮淵と呼ばれる淵があり、毎年六月の晦日には潮水が湧きでると信じられてきました。そして、この潮淵は、奈良盆地の村々の人々にとっては禊の場となってきました。さて、この潮の正体は?また、この潮淵の附近に鎮座する大名持神社は、延喜式にもその名がみえる古社です。この古社と潮淵の関係は?吉野川の聖地の姿を探ります。
1月20日(土) 朕(われ)、今日汝らとともに"庭"に盟して
ー吉野宮の庭・宮滝遺跡の苑池(えんち)遺構を考えるー
吉野歴史資料館学芸員 中東 洋行
今から1300年前、吉野にあったという吉野宮。そこは壬申の乱の始まりの場所であるとともに、吉野の盟約(誓い)や六皇子の誓いとよばれる誓いが行われた場所としても知られています。誓いが行われた場所は吉野宮の庭だったようですが、その庭とはどんなものだったのでしょうか。宮滝遺跡の発掘調査成果を参照しながら、考えてみたいと思います。
3月3日(土) 吉野山のさくらー美しさを伝える言葉ー 吉野歴史資料館館長 池田 淳
吉野山の桜は、往古から美しい桜樹林として知られてきました。その美しさは、津々浦々の貴紳から衆庶に至るまで知れ渡っていました。写真も映像もない時代に、どうして吉野山のさくらの美しさが広まったのでしょうか。そのことの背景にある歌の力を探るのがテーマです。吉野山のさくらの美しさの伝播を探ります。


平成28年度

日にち 演題 講師
10月15日(土) 吉野にも遺跡があるって、ご存知でした? 吉野歴史資料館学芸員 中東 洋行
吉野と言えば、桜?バーベキュー?ハイキング?いえいえ、ちょっと待って下さい。実はみなさんが桜を見ているその場所、バーベキューをしているその河原、歩いているその山、実はすごい場所かもしれませんよ。田舎とはいえ吉野にも遺跡があります。遺跡と言う観点から吉野をさらに楽しむコツをご紹介します。
11月19日(土) 映像が語る吉野の民俗-節分会・鬼の原像- 吉野歴史資料館館長 池田 淳
吉野山の鬼は、最後には調伏され良い鬼へと変貌を遂げます。ところで、どうして悪い鬼が良い鬼に代わるのでしょうか。吉野山の節分会の解説と共に、鬼の原像を探ります。
2月18日(土) 近代吉野宮跡所在地論争~もうひとつの吉野の宮発の争い~ 吉野歴史資料館学芸員 中東 洋行
かつて、吉野に吉野宮という離宮があったことはご存知でしょうか?古代史がお好きな方なら、壬申の乱が始まった場所と言えば、お分かりいただけるかもしれません。現在、その吉野宮は吉野町宮滝にあったとされています。しかし、その吉野宮の所在地については、古くからかなりの論争がありました。本講座では、吉野宮を巡る研究者たちの本音と本音のぶつかり合いの世界へ、皆さまをご案内します。
3月4日(土) 映像が語る吉野の民俗-御田・法会から民俗行事へ- 吉野歴史資料館館長 池田 淳
吉野水分神社の御田は、理想的な農作業を演じる典型的な予祝行事です。歴史的には、幾多の変遷を経て、現在の姿になっています。現在の御田から歴史的にその淵源を遡ってみます。


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